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NETFLIX「13の理由(13reasons why)」は自分の中で今年最大級の衝撃作。

NETFLIXで配信されているオリジナルドラマ、「13 reasons why」(邦題:13の理由)のシーズン1を週末に見終わりました。久々にドラマにハマってしまい、13話を一気に3日ほどで見てしまいました。

 

正直一話目から日常生活に支障をきたす程度にストーリーが気になってしまう感じで、シーズン1を見終わった今も何か喪失感を抱えたような感覚が続いています。

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新感覚のストーリー展開

「13 reasons why」 (邦題:13の理由) のストーリーは、自殺したハンナが死ぬ前に残したカセットテープを軸に話が進みます。カセットテープのそれぞれには、自殺する原因となった加害者とその理由が詳細に描かれていて、視聴者はハンナが自殺するまでに経験したツライ出来事を一緒に経験していくことになります。

 

ハンナを自殺にまで追いやったそれぞれの理由は人によっては冗談として流すことが出来る様な小さなこともあるんですが、いくつものツライ経験が重なるにつれてそれは取り返しのつかない深刻なものになってしまう、その事実はとても恐ろしく感じました。

そしてストーリーが進むにつれてハンナを自殺に追いやった理由が明かされていき、それに伴い多くのキャストが複雑に絡み合いながら話は進んでいきます。

とてもリアルな衝撃

シーズン1を通して一番衝撃だったのは、ハンナが自殺する場面がほぼノーカットで映し出されるシーンです。無音の中聞こえるのはハンナの乱れた呼吸や嗚咽、そしてとてもリアルな死に至るまでの過程。

今まで多くの海外ドラマや映画を見てきましたが、実際に目の前で起こっている事を見ているようなリアルさにかなり心がざわつきました。様々な規制のないNETFLIXだからこそ映し出せるシーンだったと思います。

 

今までのストーリーを見ているとハンナの周りには良い人悪い人も含めて常に誰かしらの人がいて、絶望的な孤独を感じる様なシーンは軽快な挿入歌なども影響してそれ程無かったように僕個人としては見ていたんですが、この浴槽でのシーンはあまりにも孤独すぎて、見ていてかなりの絶望を味わいました。

 

ハンナの中では学校であの画像が出始めた当初からこの絶望なまでの孤独を味わっていたのかと思うと、長くてつらい現実から早く逃げ出したくてたまらなかっただろう気持ちが突き刺さりました。

見終わった後も考えさせられている

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Photo by Jon Tyson on Unsplash

 

週末にシーズン1を見終わりましたが、それからもどうすればハンナが救われたか考えてしまう日が続いています。

 

ハンナが死ぬ間際にバイト先に制服を返しに行った時クレイが気が付いて何か一言声をかけていれば助かっていたかもしれない、とかあの時ああしていれば助かっていたかもしれないと思うのは考えてもどうしようもないことだと分かっていても、考えてしまうのが人間です。

ハンナの死から何か学ぶことがあったら、僕たちは日頃から自分の言動や行動が相手に対してどのような影響を与えるのかをもう少し真剣に考えないといけない、という事なのかもしれません。

 

「13の理由」の中でも、周りの人たちがもっと積極的にハンナに関わって一人じゃないと思わせる必要があったんだと思います。自分からは助けを求められないほど人を信じられない状態になってしまうと、今まで起きた辛いことは全て自分のせいだと責任を感じてしまい、このつらい現実を一刻もはやく終わらせたいと思ってしまうものだという考えは痛いほどにわかります。

視聴には注意が必要

この作品には原作となる本がありますが、外国の教育委員会が禁止する程の問題作でもあるとの事です。実際NETFLIXで本編が始まる前にも毎回視聴の際の注意が警告され、悩みを抱えている人へのホットラインのページの紹介も行われるほどです。

 

実際自分もこのドラマの話を日常生活の中でも考えてしまう回数が多くなってきていて、かなり影響を受けてしまっています。体調を崩していたりつらい経験をした後だったりした場合は本当に見ない方が良いかもしれません。

 

しかし、これほどまでに今の学校生活の現実をリアルに描いている作品は見た事が無いですし、素直に見て良かったと感じる作品でした。

2018年7月現在NETFLIXでシーズン2まで配信されています。正直この作品はシーズン1で終わらせた方が良いと言ってる人が多い印象ですが、シーズン2ではハンナが死んだ後の事が、ハンナの両親と学校側の裁判を通して話は進んでいくようなので気になってまた見てしまいそうです。もし面白かったらまたレビューします。