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転勤したらうつ病になった僕が経験した事。

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Photo by Nik Shuliahin on Unsplash

昨年の8月1日付で僕は会社を退社した。主な原因はうつ病だった。

一年が経過したらこの事をブログに書こうとずっと考えていた。正直あの時の事を思い出すのはまだ辛いし出来れば書きたくないと今思っているけど、自分と向き合って乗り越えられる為にも少しづつでも書き始めようと思います。

 

九州から関東への転勤

入社五年目の僕は、新卒で入った会社の取引先へ出向中だった。転勤がそろそろあるというのは雰囲気でなんとなく分かってはいたが、今まで九州にしか住んだことが無かった僕は関東への転勤が決まり内心ワクワクしていた。理由は自分が入社時に志望していた仕事にやっと携われる事と、遊ぶところがたくさんある関東への憧れからだった。

 

それからは、今までの取引先への挨拶や後任への引継ぎ、引っ越し先の物件選びや送別会等で忙しくなり、慌しく引っ越しもなんとか終わらせ、あっという間に転勤先へ配属の日を迎えた。僕は入社してから5年の間に転勤と出向を経験していてそのどちらでも仕事の面でも人間関係の面でもうまくやれていたので、新しい環境に対する不安は全く無かった。

 

関東での職場の仕事は、今まで九州でやっていた仕事とは180度異なる内容だったので覚えることはたくさんあったが、3か月後にいなくなる先輩の引継ぎを受けながらなんとか毎日をこなしていた、  つもりだった。

 

身体は疲れているはずなのに夜中に何度も起きてしまう

昼休憩をとらないで仕事をしても結局は残業する羽目になる程に与えられた仕事はこなせていなかったが、それはまだ慣れていないし仕方のないことだと歯を食いしばってなんとか一日一日を終わらせていた。

 

そんな日々を送っていると、ある日体に異変を感じ始めた。夜中に何度も目が覚める様になったのだ。

 

関東に来て、慣れない満員電車や乗り換えで体力を消耗し、身体は確実に疲れているはずだった。なのに夜中に何度も目が覚めてしっかり睡眠が取れないというのはあの時期一番辛い事だった。目が覚めるたびにスマホで時間を確認して、あと何時間寝れるかを起床時間から逆算してまた寝る。数十分後にまた目が覚めてスマホで時間を確認して起床時間から逆算して、この繰り返しを多い日だと一晩で5回くらい繰り返していたと思う。そして起床時間が近くなるにつれて僕は緊張して心臓の鼓動は早くなり、結局寝ることが出来ないという悪循環に陥っていた。

 

この時のことを思い出すと、今でもあの時の感覚がとてもリアルに蘇ってきて、今は当たり前に夜寝ることが出来る幸せを実感します。

 

集中力と記憶力の低下

そんな調子で睡眠はほぼとれていない状態だったから、業務を覚えようとしても右から左で全く覚えられなかったし、集中力もすぐ無くなってしまって自分でもどうしてよいかわからずにタバコの本数だけ増えるという悪循環に陥っていた。

 

今考えると冗談みたいな話だが、この頃は5枚ほどの書類を種類別にクリップしてまとめる事にすらものすごく集中して慎重にやらないと出来ない位、どうしようもない状態になっていた。そして、書類を間違ってクリップして注意を受けるというような凡ミスで更に自分を追い詰めるようになっていった。

 

 

続きはまた後日書きます。